肩こりと漢方薬

	肩こりに漢方薬を

肩こりは、首や肩の疲労やストレスから緊張してしまい血行が悪くなることでおこります。

血行不良を改善する方法として漢方薬を用いる方法が古くから知られており、血流が正常に流れることで肩のこりも改善されます。

一般的には、冷え性や風邪に効能があるとされる漢方薬が中心となります。

漢方薬は、体調（胃や腸の状態）により量を調節する必要があります。

・葛根湯（かっこんとう）
　かぜの初期段階で利用されることが多い。首、肩の痛み、頸椎症。また五十肩の際にも用いられます。

・大柴胡湯（だいさいことう）
　ストレス、高血圧からくる肩こりに効果があります。

・人参湯（にんじんとう）
　胃もたれ、食欲不振、体の冷えに。

・六君子湯（りっくんしとう）
　胃もたれ、食欲不振に。

・香蘇散（こうそさん）
　頭痛、風邪、更年期障害、ストレス、軽いうつの症状に。

・桃核承気湯（とうかくじょうきとう）
　更年期障害、高血圧症、便秘、肩こりなど。

・当帰芍薬散（とうきしゃくやくさん）
　貧血、月経不順。

・芍薬甘草等（しゃくやくかんぞうとう）　　鎮痛薬として。